もうさ、つき合っちゃえばいいと思うんだよ!

「えー。マリーより俺と遊ぼーよーぉ」

「夏休みまで蒼太と会うの?」

結衣が困ったような笑顔で微笑む
くーっ…コレがいいんだよね~
かーわーいいっ

「会う会う!!」

もう、勢いで言うと、

「んーだよねっ?
 夏休みだもん遊ばなきゃ!」

夏休みきたーーー
何事にも勢いですね。うん。そうだ。

「なになにどこ行く?」
 
プールとか?ビキニ?ビキニ?
結衣の水着たまんねぇっ!
いーな、プール。

「プール!プールいこ!」

「プールいいかも!
 凛がプール行きたいって行ってたし、
 凛と佐藤くん誘っていこーよー!」

「え、直樹…誘うの?…やだ。」


「なになに~呼んだ?」

え、まさか…振り返ると俺らの友達、
佐藤直樹が立っていた。

「まじかよ直樹、なんでいんの?」

「いちゃ悪いかよ。 
 それより話聞いたぞっ☆
 いーな、プール。凛も誘えばよいし、
 いこいこプール!」

「本当っ!?やったぁ!
 ね、いこ?お願い、蒼太!」

んー。ぶっちゃけ、結衣の水着みたいし
プールには行きたい。
でも、直樹いらない…
でも、あの結衣の笑顔みたら…お願いとか言われたら…


「ん、いこいこ!!」

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