花奈 ~15日生きた君へ~
「もしもし……」
「もしもし花代!?どうしたの!?」
電話に出た花奈は私の涙声に驚く。
「今ね、13年生きてた金魚が死んじゃったの。昨日まで元気だったのに」
「あ~、それは悲しいね。泣くね」
私が説明すると花奈はそう言ってくれた。
「花奈……運命ってイジワルだし、命ってあっけないね」
私は泣きながら花奈にそんな話を始める。
「そうだね。あたしもそう思うよ」
花奈は優しい口調でそう言い、私の気持ちに寄り添ってくれる。