花奈 ~15日生きた君へ~

「克代さんとはもう会わないとしても、俺のことは置いてかないでくれよ!」

私がポカンとしていると、良平が怒ったような口調でそう言った。
要するに良平は私を見送りたかったってこと?
良平が寝てる間に私が帰ろうとしたから怒ってるの?

だとしたら、どうしてそんなに小さいことで怒るのか理解できなかった。
昨日疲れただろうし私は早く出る予定だったから、良平のためを思ってあえて起こさなかったんだけど。

「……ごめん」

とりあえずここは大人の対応で、私は良平に謝った。
だけど良平は未だに納得いかない様子で、さらに表情を曇らせて。
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