願 叶



「あっ…あの、李織さん!!今、何時ですか!?」


李織さんは私の部屋にある花瓶に綺麗な花をいれながら、いつもの笑顔で 「11時です。」と答えた。



その李織さん声と同時に私は、部屋をとびだした。


「遅刻だよー!!」


廊下に響く大きな声で叫んだ。



私はその勢いのままに学校へと走った。



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