願 叶



「三毛猫が俺で悪かったな。」


ちょっとぶすっとした顔で、そう言う雪君。


あんな可愛い三毛猫があぁぁ・・・。


さらば、私の癒し系。





「お前は猫派か?俺は猫なんて大っキライだ。特に三毛猫・・・。」


近くにいた雅君がそう言って、雪君をチラ見する。


「それ、俺の事じゃねーか!!」



雅君は鼻で笑った。





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