生き続ける意味
「桜ちゃんはいまどこだよ?」
「寝てる。俺の診察室で。」
「あ...そっか。」
すると、俺の縫ったところの包帯をまじまじと見た。
「それで、こんな傷を...」
「俺が無理やり止めたから...そのときに。事故だよ。たまたま。」
こんな傷は、正直いってどうでもいい。
こんな傷より、はるかに桜の心の傷のほうが深いはずだ。
......だから、桜が心配。
「でも... それで、桜ちゃんは今は落ち着いてるんだよな?」
俺はうなずいた。
すると、また“うーん“とうなる。