君のコト
でも私にはわからない。

なんていうのか、一緒いると楽しいんだけど…キャラについていけないっていうか、私ぶりっ子は苦手なんだよね…でもその事は凛には秘密。

でも凛は、ぶりっ子と言うよりギャルに近いだろう。
「そうだね。それだけ元気なら結城君も話し掛けてくれるんじゃないかな?」

私が言い終わる前に凛は次の言葉を発していた。

「そうだよね、そうだよね!!きっと話し掛けてくれるに違いない!」

もう凛は妄想の世界に入っていた。

「おーい。凛〜?妄想から覚めろ〜。」

この女の子は北神玲奈(キタガミレイナ)。

凛と幼なじみで凛と凄い仲がいいんだ。

玲奈は肩に付くくらいのショートカットでピンクのフレームの眼鏡をかけている。

見た目からして優等生だった。

「あ、玲。いつの間にいた?」

「凛が妄想してるとき」

玲奈がさらっと言い放った。

「嘘!?よだれたれてないよね?」

「大丈夫。でも妄想する暇あったら2人勉強しときなね」

そう。
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