memory〜紅い蝶と私の記憶〜
…やっぱり星南の手を離すなんて無理だ。
0からでも上等だ。
絶対にもう一回惚れ直させる。
となれば、早速デートにでも誘おう。
携帯…っとポケットに入れっぱなしになっていた携帯を取り出そうとすると。
「「築路さん!!!」」
「…ドアは静かに開けろってずっと言ってるよな」
このドア、すでに3代目だから。
1台目は双子が、2代目は庵が壊した。
お願いだ。
何かあったのなら庵に当たれ。
あいつなら丈夫だから平気だろ。
「それはいいから!!」
「次は静かにやるから!!多分!」
…おい、多分って言ったぞ。
「「大変なんだよ!!!星南が危ない!!」」
「…おい、誰が危ないって?」
聞き間違いじゃなければ〝星南〟って言わなかったか?
0からでも上等だ。
絶対にもう一回惚れ直させる。
となれば、早速デートにでも誘おう。
携帯…っとポケットに入れっぱなしになっていた携帯を取り出そうとすると。
「「築路さん!!!」」
「…ドアは静かに開けろってずっと言ってるよな」
このドア、すでに3代目だから。
1台目は双子が、2代目は庵が壊した。
お願いだ。
何かあったのなら庵に当たれ。
あいつなら丈夫だから平気だろ。
「それはいいから!!」
「次は静かにやるから!!多分!」
…おい、多分って言ったぞ。
「「大変なんだよ!!!星南が危ない!!」」
「…おい、誰が危ないって?」
聞き間違いじゃなければ〝星南〟って言わなかったか?