memory〜紅い蝶と私の記憶〜
「ううん、取り消しません。だってせっかくの歓迎会ですし!そういうのは早めの方がいいじゃないですか!」


馴染んでから行ってもねぇ?


みんなで出かけてこそ、親睦を深めると言うものですよ!


…って、なんで私があの2人の肩をこんなにもっているんだろう。


「星南が…それでいいなら…」


「ええ、僕たちは何も言いません」


やった!


これで水族館に行ける!


さっき言ったことも本音だけど、本当は…水族館に行けば何かわかる気がして…。


気づいたら手をあげていたんだ。


「よっしゃー!んじゃ、明日駅前に10時に集合な!遅刻したやつは置いてくから!」


「…こんな人が総長で大丈夫なんですか?」


「あははは…っ」


幸助先輩、苦笑いだし。


まぁ、何にせよ…。


水族館楽しみだな〜!



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