【完】クールな君に告白します



「不気味ちゃん……また何か唱えてるよっ!!」


「しっーー!!あれは、呪いたい相手を滅ぼす呪文らしいんだよね……!」


「ヒィッ……!そんなのあり得ないのに、不気味ちゃんが唱えてるってだけで、リアルに起きそうじゃん……!!」



あの、私は、“夢の三角関係”……というものに、酷く興奮してしまっただけなんですが……。



12月も半ばへ突入しようとしている中、相変わらず薄気味悪いと言われる私への扱いは変わることはないのは悲しいけれど。


そんな私のせいか、椎名くん曰く、毎日のように付きまとっていた女の子達の数も減ってきたらしい。 



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