幼なじみが冷たい理由。



「同じクラスとかすっげー嬉しい!ねえねえ。お友達も名前教えて?」

「す、純花です。」

「茜ちゃんに、純花ちゃん!覚えたよろしくね。俺は宮下康太。こっちは、北乃祐希ね。」


「え、北乃祐希って…。」


茜の友達が俺の名前を繰り返し、茜を見た。

「え、祐希のこと知ってんの?」

「あ、いや、」

友達は、何か察したのか何も言わなかった。

「まあ、知ってるか。祐希有名だし。」

< 53 / 61 >

この作品をシェア

pagetop