田舎に行こう
そう考えながらも向かった先は
親友の幸太郎の家だ。

家の前で2階の窓に向かって
叫んだ。

「幸ぅ太郎ぉ~~~~~」

その声に反応して窓から面倒くさそうに
顔を出した彼は隆史の顔を
確認して、玄関まで下りてきた。

「お前、真っ赤な顔してどうしたん?」
それが隆史の顔を見て放たれた
幸太郎の第一声。

「おれ、顔赤いか??」
自分では気付いてなかったが
隆史は真っ赤な顔をしていた。

まぁ、俺の部屋へ行くか?という幸太郎の
誘いにそのまま連れられて
幸太郎の2階の部屋へと入った。




< 26 / 148 >

この作品をシェア

pagetop