気づいてくれよ。

移動。【舞花side】

とうとう、修学旅行当日です!!!たくさん寝て準備万端。すごく楽しみだなぁ。はやく準備しないと。

準備が出来て家を出ると、杏蘭がもう待っていた。入学して2日目からずっと一緒に登校してくれる。学校一人気者の杏蘭と登校出来るなんて、最高だょ、私。
けど、あの時みたいに裏切られるのかな。男の人って怖いんだよな。あれ、なんで。涙が…。


「俺はぜってぇ裏切らねぇから。」

「な、なんで?」


なんで心の声が聞こえちゃうんだろう。


「顔見てたらわかるんだょ。まだ時間あるし、あのレストラン行こっか。」

「いーの?」

「全然いーょ。はょ行こ!」

「う、うん、」


ほんと杏蘭に助けられてばかりだ。私。


「アイツら来るまでに、ココで思いっきり泣いとけ。そんで、修学旅行楽しもーぜ!」

「う、うん。あ、りが、と、、。」

「あ、何飲みたい?」

「オレンジ、ジュース、かな、?」

「すみませーん!」


杏蘭が頼んでくれたんだ。私はだいぶ落ち着いた。

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