気づいてくれよ。

デート!?

次の日、舞花はまだ寝てる。起こさないよーに部屋を出た。そして向かったのは隆太の部屋。


チンコーン。


「はーい。」


「どしたんだ?お前。舞花ちゃん置いて。」

「俺ら、付き合うことになった。」

「やっとか。まぁおめでと。」

「舞花も伊角くんも鈍感だなー。」

結が言った。は?

「俺、鈍感じゃないし」

「伊角くん、じゃあね、告白成功すると思ってた?」

「ダメかなー。とは思ったよ。過去のこともあったし。」

「ほんと、2人とも鈍感。舞ちゃんは、伊角くんが休んでから、伊角くんと話すとき、毎回顔真っ赤だったよ。舞ちゃんは照れてたんだよ。
そして伊角くんは、舞ちゃんをアレだけ助けた。
舞ちゃんは、伊角くんに、俺のゆーこと聞いてたらいーの。って言われたって言ってきた。普通友達はそんなの言わないよね?舞ちゃんは気づかなかったんだよ。」

俺、鈍感なのかな。似たもの同士か。


「本題なんやけど、今日どこ行く?」

「今日はデートでえーやん?舞花ちゃんと杏蘭、初デートしてこい!」

「えーの?」

「俺らも楽しむわ!」


ということで、初デートです!!!
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