悲 恋

★★失う


手術が行われ
 赤ちゃんを失った。

母親からは、叱られた。

父親は、私を心配して
秀悟が、来ないことを
怒っていた。

お義母さんは、ガッカリしながら
秀悟に連絡をとっていた。

秀悟が、病院に現れたのは
翌日の朝だった。

真美の父親からは、
「真美が、大変な時に
君は、何をしていたんだ。」
と、怒ると
秀悟は、
「申し訳ありません。
OPが、長引き
疲れて、そのまま病院の仮眠室で
寝ていました。
携帯も医局に置いたまま
でしたから。」
「病院にも、伝言頼んだのよ。」
と、母に言われたが
秀悟は、
「申し訳ありません。」
と、言っただけだった。

秀悟は、私の状況を
秀悟のお母さんに聞いたみたいだ。

母が、
「病院に戻らないと
いけないんでしょ?
真美には、私が付きますから
戻ってください。」
と、言うと
「はい、申し訳ありません。」
と、言って秀悟は出て行った。

その姿を、秀悟の母・綾は
おかしいと
思いながらみていた。


真美は、手術後の
翌日の夜に目を覚まして
母親の顔を見て
赤ちゃんを失ったのがわかり
涙が流れた。

真美は、全てを両親に話した。

夢だった仕事について
仕事が楽しくて
仕方なかったから
仕事を休みたくなかった事

お腹に痛みや出血があった事

両親は、呆れたり‥‥落胆したり‥‥


それから
親友から、秀悟を騙して略奪した事

その親友は、離島に追いやられた事

秀悟の病院では、そのせいで
秀悟は、院内で色々いわれて
片見の狭い思いをしている事

だから、病院に伝言しても
伝わらないはずだと言う事を話した。



父は、肩をガックリ落とし
母は、なんて事を
と、ショックを受けていた。
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