弱虫なボク~先生と生徒の距離~
他の人が見たら、ただの写真にしか見えないかもしれない。


でも、僕にとっては、大切な大切な宝物。


誰にも見られたくないなら、家に置いとけばいいんだけど、


それだと、なんか心が落ち着かない。


だから、いつも鞄の中に忍ばせている。

寿美子先生との距離を近くに感じる為に。


でも、変な話だと自分でも思う。


だって、本人を目の前にしたら、逃げたいという想いが、


心の奥の方から、顔を出してしまうんだから。


結局、僕は母さんからの晩ご飯のお呼びがかかるまで、ずっと写真を眺めていた。
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