クールな御曹司の甘いお仕置き
結局、優君には逆らえず、タクシーで彼のマンションに向かった。

タクシーの中ではお互いずっと無言。

優君はムスッとしていて、とても話しかけられる状態じゃなかった。

六本木にある三十五階建てのタワーマンションの前でタクシーが停車すると、私は優君に手を引かれタクシーを降りた。

「……凄い」

思わず高層マンションを見上げ感嘆の声を漏らす。

ここって有名企業の社長や芸能人が住んでるので有名だよね。

優君のことだから自分のお金だけで住んでるんだろうな。

大学の時は株もやってたし、個人資産も結構あるらしい。

「ほら、ボーッとしない。行くぞ」

優君がスーツケースを持ち私の手を引く。
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