クールな御曹司の甘いお仕置き

俺が駆けつけなくても最終的には京介が何とかしてくれる……とは思う。

だが、こんな文面送って来られると美緒のことが心配で仕方がない。

京介の返事はそんな俺の胸の内を読んだものだった。

【どうだろうね。接待はいつ終わりそう？】

早く来いって言いたいんだろうな。

【あともう少しだな。世話をかけるが美緒を気をつけて見ていてくれ】

【了解】

京介からのラインを見ると、ちょうど田中社長が戻ってきた。

「いやあ、お待たせしてすみません。ハハハ」

田中社長は、フラフラしながらも豪快に笑いながらドスンと座布団に腰を下ろす。

「大丈夫ですか？かなり顔が赤いようですし、今日はこの辺でお開きにしましょう」

タクシーを呼んで酔った田中社長をさっさと見送ると、俺はスマホを取り出し京介からのラインを確認する。