バカは私の取り柄ですっ!!
「じゃっ、中はいろっか!」

「おう。」

「まずは、ポテトと、アイスと、シェイクと…」

「ちょっと待て。そんなに食べんのか。」


ほっといたらあと5個はメニューを言いそうな瑶を俺は思わず止めてしまった。

しかも、”まずは”ってことは、あとでまた頼むのかよ。

そんなに食べんのか?


「あっ、先に席とらないとだね。わかった。」

「そういうことじゃ…はぁ、もういいわ。」


勘違いをした瑶を、俺はもうツッコまなかった。

何言ってもムダだ、たぶん。
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