りんご飴

「今日の朝の風はやけに涼しいな〜」

陽菜が風で髪をなびかせながら言った。

「それは、いつもより早く来てるからじゃない?」

あたしは眠い目を擦りながら自転車で学校に向かった。

「日向日向!みて藤堂先輩だよ!今日もかっこいいなあ〜」

陽菜が見とれながらニヤニヤしながら言う。

「陽菜……ちょっと気持ち悪いよ……」

「いいの!あっこっちにくるよ!」

「おはよう。陽菜ちゃん」

そう言いながら爽やか系のこの彼は陽菜現在片思い中の先輩藤堂翔先輩だ。
野球部のくせに焼けないせいか肌が白く髪の毛も坊主ではなくオシャレな美容室で切ったからのような整えられた髪の毛。おまけに皆に優しいため。後輩や同年代からモテている先輩だ。
でも、裏がありそうなので個人的には苦手なタイプ。

「あ、日向ちゃんもおはよう」

あたしに爽やかな笑顔を向けながら言った。

「あ、はい。おはようございます。藤堂先輩。」

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