社長令嬢のヒミツの恋

社長令嬢 × 庶民






「愛奈、いい? 江坂くんは、いわゆる庶民なの。


私たちとは少し違うのよ?」




「そんなこと、」




確かにこの高校は社長令嬢とかが多いけど...




差別しているみたいで、胸がズキリと痛む。




「差別、なんて思ってると痛い目見るわよ。


それにわかったでしょ、江坂くんが冷たいの」




「冷たくないよ。すごく優しかった」




笑顔を見せてくれた、は言い過ぎだけど江坂くんはすこしだけ微笑んでくれたもん。




「愛奈?私が話しかけさせたのも悪かったけど、愛奈には辛い思いをしてほしくないの」




「辛い思い...」




「社長令嬢が、一般人と付き合ったら親になんていわれるか分かったものじゃないわ」




真剣な目つきの麗華が言ってることは正しい。




けど、「お友達にはなってはいけないの?」




「そ、れは....」




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