アベコベ☆ボーイミーツガール
「ごめんなさーい、私、あなたみたいな下半身に脳みそがついてる万年発情期ヤロー(巻き舌)には興味ないんです〜」


にこりと微笑みながら毒突くのは、高嶺の花と呼ばれる橘唯・・・・・・・


の声真似をしてる僕、橘一だ。

姉と思いこんでしつこく近寄ってきた男が、ベタベタとしてきたもんだから、姉の代わりに一喝したところだ。

「あ、あんだと!?可愛いと思って調子乗りやがって…」

男が手を振り上げる。

お馴染みのパターン。もう何度このやりとりを繰り返したか…避けようとした時、

「ダメーーーーーーッ!!!」

女がひとり飛び出してきた。

は…?


目の前が真っ暗になった。
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