レンタル彼氏 。








「 朝から 元気だね 、 涼太 。 」





後ろを向くと





笑顔の 彼 、涼太 がたっていた 。






背が高くて サッカー部で焼けた色素の薄い髪 。







そして、私の幼馴染み 。





「 おはよう ゆあ 。」





なんでこんなに元気なんだ 。






涼太は 昔から 私を 見つけると






激突してくる 。





小さい頃は私より小さかった涼太 が





今は 私なんかより とても大きくて、





そんなこいつに ぶつかられると





とても痛いわけで …





「 痛い ! なんで毎回激突すんのよ !」





涼太の 腹を殴り やり返す私 。




これが 、 私の毎日 。




うぉふ …… って涼太が うずくまった 。





…… かと思いきや いきなり起き上がり





昨日の部活の話をする 。





そして、彼女 の 自慢話 。





また 彼女 。






こいつ、私の気持ちなんか知らないんだろうな





好きな人 は 私を見てなくて 。




思いっきり 気持ちの一方通行 。






椎名 結愛羅 ただいま 辛い、 叶うことのない







恋愛中です 。













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