3組の日常、壊します。
第3章 ⋆*side~佐倉瑶~⋆*
海姫のほうちらっとみたら、

後ろの子と喋ってた。

あの笑顔はほんとに気に入った子にしかしない笑顔だ。

良かった。

安心した。

あいつの前の席の矢波さんに

目付けられてないか心配だったんだよね。

矢波さん、プライド高いって有名だしね。

そしたら、佑都に話しかけられた。


「なぁ。おまえ、”西の姫”と付き合ってんの?」

「”西の姫”?」

「佐藤海姫。」

「あぁ。付き合ってないよ。」

「ちなみに、お前は”西の王子”。湖南遼は”東の王子”。」

「もうそんなあだ名ついてんの?w」

「驚かねぇのな。自分が王子って言われてるのに。」

「慣れたからね。」

「嫌味な奴だなw」

「よく言われるw」
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