孤独なシンデレラに永遠の愛を捧ぐ。


バシンッという音とともに頬に痛みが走り、やがてジンジンと熱を持つ。


「あんたが事件に巻き込まれたら私の責任になるのよ?」

「……っ」

「あんたのせいで、私に迷惑がかかることわかってんのっ?」


右肩を強く押されてバランスを崩し、視界が傾く。

そして、ドンッと音を立てて膝から倒れ込んだ。

フローリングで打った膝が痛い。


「わかってんのかって聞いてんだよ!」

お義母さんは床に寝そべっている私の横腹に蹴りを入れる。

言葉にもならない痛みに一瞬息が止まる。

私はお腹を庇うように蹲った。


「お義母さん、違うの。違うんだよ」

「何が違うんだよっ!言ってみろよ?
…高校生の分際で!」


もう何を言ってもお義母さんは聞く耳を持たない。

私のことを信じていないから。───


< 47 / 250 >

この作品をシェア

pagetop