雨の日は君と。~先輩の香り~


家まで送ると彼女は

「におい嗅いでいいですか?」

といつものセリフを言う


しょうがない。今日は特別だ

「今だけね」


俺がそう答えると彼女は
俺の腕をとってにおいを嗅ぎ始めた

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