雨の日は君と。~先輩の香り~


「なんで笑ってるの~!」

「風和…全部声出てたよ」


なっ!
またやってしまった~…

こうやって心の声を声にしてしまう度に
李月君に笑われるの。


「……はしゃぎすぎて怪我すんなよ?」


どきっ


私を覗きこむように言ってくる
李月君にドキドキする私。

うぅ、ほんとに李月君はずるい。

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