雨の日は君と。~先輩の香り~


「ほんとに李月のこと好きなの?
 においだけじゃなくて?」

それさっきも言ったけど…


「私…櫻井先輩のにおいで
 好きになりましたけど

 櫻井先輩の優しさに触れて
 もっと好きになって…

 その、好きで溢れて…」


そこまで言った時に柊木先輩に
「もういいよ、わかったから」
と笑いながら止められた

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