蝶々と花と昼休み
3

それからは陽先輩を見ても、すぐ目を逸らし、あの庭に行くこともなくなった。


もともと約束していたわけでもないし。


だから別に陽先輩だってなんとも思ってないはず。


自分勝手に解釈しておいて、それはそれで悲しいなんて、それこそ自分勝手だなと思ったり。


でもこれでいいんだ。
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