私の恋
出会い
今日は昨日よりお客様が少ないみたい。

落ち着いてる。

昨日の団体様が帰ってきたみたい。

「おかえりなさいませ。お疲れ様です」

いつものように笑顔で対応。

「すみません」

「はい」

「昨日は充電器ありがとうございました。助かりました」

「いえいえ。良かったです」

「これ、良かったら食べて下さい」

とお菓子を差出された。

「ありがとうございます。なんか申し訳ないです」

「いえ。いいんです。昨日は助かりましから」

「では頂きます」

お部屋に戻るお客様。

申し訳ないけどラッキー☆

しばらくしてまたお客様がきた。

「すみません。番号を聞きたいんですが」

「お店の番号でしたらパンフレットに記載されてます」

「いえ。お店のではなくて和泉さんの・・・」

「私のですか?」

「はい」

「・・・わかりました。どうぞ」

と私は番号を書いた紙を渡した。

それが私と下坂龍一の出会いだった。
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