五月雨物語
目の前に広がる真っ青な海。

そこで塁はあたしを降ろし

「俺
やらなきゃいけないことがあるから

お前ここで待ってて!」

そういい残しどこかへ

行ってしまう・・・

なんだか、リアルで

喜びと悲しみがごっちゃに

なったような、変な夢だった。

あたしは、それを書きとめた。

何かを、意味するような

忘れたくないような気がしたから。

夢が何かを告げるのだとしたら

これはほんとになったのかな?

決して自分の望んだことでは

なかったけれど。

今もはっきり覚えてる。

色も匂いも柔らかな感触も

何もかも・・・

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