五月雨物語
季節は冬に近づいていた。

12月、ナオの提案で

アパートでみんなで鍋パーテイを

することになった。

試験中だったが

勉強づけの塁を励まそう!って

あたしは、ゆうこや、空や

他の友達を5人くらい誘って

みんなで料理を作って

ナオと塁を待ってた。

遅れてやってきた塁は

勉強疲れか元気がなかった。

「あ、女の子いっぱい。

ハ~レムじゃん?

塁く~ん

今日は勉強忘れて楽しもうよ!」

ナオが肩をたたく。

でも、塁はそっけなく言った。

「ごめん。

俺そんなに遅くなれないんだ。」

「なんだよ。どんくらい?」

「二時間くらいかな?」

「なに?それ~?

塁くん主役なのに~」

明らかにみんなの顰蹙をかう。

「試験勉強もあるし

家帰んなきゃなんだ。悪い!」
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