好きすぎて困ってます。
席を探し、座った。彩は、窓際の席だ。
新学期だから、出席番号順になっている。

彩は、星谷(ほしや)。唯は、安藤(あんどう)。
出席番号だと、だいぶ離れている。


ガラッ。


女子)やった!!佐藤先生だ♡
男子)佐藤か!ラッキー。あいつ、ゆるいし。


目鼻だちのはっきりとした、26、7歳くらいの、男教師が教室に、入ってきた。
イケメンさわやか教師ってところだ。


「はい、うるさいよー。えーっと、今日から2年2組の担任をします。佐藤隆人です。
よろしくお願いします。じゃあ、早速、簡単に自己紹介から、お願いしようかな。
じゃあ、1番の安藤から。」


「はい❤︎」


唯の目はハートだ。


「安藤唯です。去年は、4組でした。バスケ部に入ってます。よろしくお願いします!」


「はい、よろしくな。次は、池上。」


彩は、肘をついて、ぼーっと、外を見ていた。


((きゃ〜♡♡♡ 次、王子よ。))


いきなり、女子が騒がしくなった。


「女子ー。静かに。次はだれだ?あぁ、佐藤か。」


ガタッ。


「佐藤恭平です。よろしく。」


恭平は、そっけない挨拶をした。

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