テレビの向こうの君に愛を叫ぶ

6時に開演されたライブ。

私は始終叫びっぱなしだった。

4人が出てきた瞬間は涙が溢れる。


今年は運良くアリーナ席に当たったのもあって、本当にすぐそこに澪君がいた。



『指差して!』と書かれた私のうちわを見つけた澪君は、私を見つめて指差した上にウインクまでしてくれた。



本当、失神するかと思った。



私を指差す細くて綺麗な指先。

笑って細くなるぱっちり二重。

真っ黒な瞳。

薄い唇。

白くて少し汗ばんだ肌。

すらっと通った高い鼻。

しかも高身長ときている。



こんなに全てが揃った人、他にいるだろうか。



声も透明感があって、優しい。
歌もダンスもグループで一番だ。

しかもファンにも丁寧だし…





やっぱり好きだなぁ、澪君。







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