春恋。

✩青空side✩

「おいっ!桜羅!!」

桜羅が倒れた。

昨日寂しいそうな桜羅を見て、必死に体が動く。

他人にあまり干渉しない俺だったが、
考えるより前に体が動いた。

「おい、春野!しっかりしろ!おい!!」

「先生、俺が保健室まで連れていきます。」

そう言って、桜羅を抱え保健室まで向った。


保健室についてからも、魘される桜羅を1人きりに出来ずに、隣で座っていた。


「青空くん…?」
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