あなたのそばにいたいから
第6章
空港に着くと、秀斗くんが迎えに来てくれた。

「よぉ。」

「秀斗くん、忙しいのにありがとう。」

秀斗くんの隣には、ブロンドの長い髪のきれいな女の人がいた。
私の視線に気づいて、秀斗くんが、

「これ、俺の妻。リンダ。」

「はじめまして、リンダです。
どうぞよろしく。」

「はじめまして、小林 友(コバヤシ ユウ)です。
よろしくお願いします。」

と挨拶した。

「トモのフィアンセですね。シュウとトモから話を聞いています。」

とたどたどしい日本語でリンダさんは話してくれた。

「ユウちゃん、
リンダは俺とトモと話をするときはできるだけ日本語なんだ。
だから、ユウちゃんも日本語で話してやってくれ。」

「はい、そうなんです。
私は日本に行ったら、シュウのおとうさん、おかあさんと
日本語で話したいです。
だから、シュウとトモと話をするときは、日本語でガンバッテいます。」

「そうなんですね。すごいです。秀斗くん、素敵な奥さん見つけたね。」

「まぁな。」

私たちが話をしている意味がわかったのか、リンダさんは照れていた。


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