ラズベリー
キセキの入学式
頭はよくなくて、考えてることもあまりなくて・・
将来の夢なんて深く考えたことがない・・・
ふつーな中学1年生・・
『高城美来』。
そんな、私が、ある瞬間から・・・
ふつーではいられなくなった・・・・・
まだ、着慣れない制服を着て、
まだ、覚えなれない道を歩いてく。
なれないことだらけだ・・
私は、私立に入学したので、友達0.。。
楽しくもない入学式がやっと終わり、教室に入った。
なんか、さみしい空気。
(私は、18番だから・・席はあそこか・・)
席に着くと、隣から、話し声が聞こえてくる。
(あれは・・たしか・・)
さっき、配られた名簿を見る。
・・・『空根 美花さん』と
・・『島崎 裕也くん』。
同じ学校だったのかな??
仲良しだなぁ・・
つい、じっーと見てしまい。
島崎くんと目があった。
私は、あわてて、目をそらそうとした瞬間。
島崎くんは、笑ってた。
まちがいない・・・
私にむかって、笑いかけてた。
私、こんな素敵な子の隣に、入れるんだなぁ。