天国へ旅立つ君へもう一度
着いた。
急いでエレベーターに乗り込む。

早く…早く着いて!

着いた!
「神奈!」

「望ちゃん、」
「かっ神奈は!大丈夫?ですか!!」
「え…まぁ…」
「失礼します!」

ガラッ
「神奈!」
「のっ望…ごめん私…もう無理みたい…ごめんね、今までで黙ってて、私、原因不明心臓病なの…だから学校も休んでっ…ゴホッゴホッ」
「あ、もう…っ、喋らなくていいから!わかった。大丈夫だから…っ、ねぇ?だからもっと一緒に居たいよ。」
「っ…ごめんね…ゴホッ」
「何で謝るの?謝る事なんてないでしょ?」
「でもっ私望とずっと一緒に居るて、約束…守る事もできなかった。ゴホッゴホッ…ゴホッ」
「は?何言ってんの?私は、神奈にずっと救われてたんだよ…神奈のおかげで今のわたしが居るの…!」
「わたっ私…何も出来なかったよ。望の役にたった?」
「違う!役に立つとかじゃない!私は、神奈に何も出来なかったけど…でもね本当に神奈してるの!神奈…言ってくれたよね、っ…っつっ…グスッ神奈さ…私に、イジメ気づかなくてごめんて、言ったよね。神奈のせいじゃないのに…本当に本当にあの一言で救わせたの!ごめんね…神奈の悲しみに気付けなくて…グスッほんっとごめんっ…ッ」
「そんな事ない…っ、グスッ私…望のおかげで変われた本当にありがとう…ッ大っ、大好きだからっ…!ごめっ…」

トントントントン
神奈の心拍数…

トントント…ント…ト…ンピーッ

「えっ?え?かっ神奈!神奈!神奈!まっ待て!ねぇ!っ…おっ置いて行かないで…まだまだだっ楽しい事全然出来てない…ッねぇッ…うっグスッっ…大大好き…わっ私も世界で1番神奈が好きっ!神奈…」



大好きだよ…神奈…
そしてありがとう …

世界で1番の親友



end
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