雪の降る日に、願いを消して
休日
ベッドに戻って寝返りを繰り返していると、朝になっていた。


全く眠れない日なんて、久しぶりだ。


あたしは大あくびをしながらベッドから起き上がった。


キッチンからはお母さんが料理をつくる音が聞こえて来る。


両親は今日も仕事だ。


あたしは今日はどうしようか。


1日ダラダラしていると、また昨日の出来事を思い出して沈んでしまいそうだ。


そう思った時だった、スマホが光っている事に気が付いた。


確認してみると、昨日の夕方紗英からメッセージが送られて来ている事に気がついた。


今日遊びに行こうという内容のだった。


丁度いい。


少し早い時間だったけれど、あたしはすぐに紗英に返事をしたのだった。
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