わたしは、お受けします

プレゼント

斎藤「みよちゃん、今まで、たいへん、お世話になりました。」

みよ「そんな、お礼なんて、全然いぃっすよ。」

斎藤「色気ねぇな。。」

みよ「色気ねぇんすよ、ごめんなさい。」

斎藤「や、や、人生には、色気よりも、大事なものが、ごまんとありますから。」

みよ「五万個ある?言えよ。」

斎藤「五万個あるとは言ってない」

みよ「あ、胡麻ね。白胡麻?黒胡麻?それとも…」

斎藤「それとも、何胡麻があんだょ。言ってみろよ。」

みよ「怖いんですけど。お礼をはよ渡さんかぃ。」

斎藤「ちょっと急かさないでくれる?」

みよ「持ってるじゃん。」

斎藤「ちょ、ムードぶち壊しじゃん。」

みよ「持ってるんだから、渡してよ。早く‼」

斎藤「早くじゃないよっ。見ちゃダメっ」

みよ「パンツかよ。」

斎藤「パンツだよ。」

みよ「パンツなのっ?!」

斎藤「パンツじゃないよっ。」

みよ「パンツつたじゃん、今。」

斎藤「パンツなわけないじゃないですか。」

みよ「分からないよ。パンツかも分かんないよ?」

斎藤「分かるんです。パンツじゃないんです…」

みよ「開けてミソ。」

斎藤「その手にのるか!」

みよ「新幹線来ちゃうからさ。」

斎藤「新幹線には、僕も乗る!!」

みよ「いや、乗れないよ。」

斎藤「たしかに乗れないけど…。分かった、開けるよ。…パンツだ!!なんでだ!!」

みよ「ふわははは、わたしがすり替えたのだ~、ありがとうね!」

斎藤「何がやねん!」



おわり
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