黒王子と白王子とわたし
「おはよ〜」

「「「おはよ〜」」」

教室に入ると いつメンの 茉菜 玲 美桜が私の席を囲むようにして 話していた


「くるみ〜 昨日の放課後また雨宮 告白されてたよ」

「そうそう 美桜と 現場に遭遇した」

ちなみに いつメンには私が優のことを好きだと 伝えてある

「ほんとっ モッテモッテの雨宮くんの 好きになる人って誰なんかね」



優が 告白されるのは 日常茶飯事だけど いつ 誰の告白をオーケーするか って 不安なんだ

「好きな人ならいるって」

「まじで!」

「へぇ〜」

「誰か聞いてないの?」

「聞いてない」



優のまわりには 女子はもちろん 男子もいつもたくさん集まっていて 人望が厚い みんなの中心ににいる人だから こんな 凡人が 仲良くできているのは 幼馴染みだから としか思えない

愁だって 無愛想だけど 一目置かれる存在だしね


‥‥‥ガラガラ

「出席とるぞ〜 席に着け〜」

担任が入ってきたので みんな 席に戻っていった


「永瀬 おはよ」

「南雲くん おはよ〜」

私の隣の席は 南雲直輝くん ちなみに南雲くんもサッカー部

南雲くんと他愛もない話をしていると

「おい くるみ〜 シャーシンかせ」

「それが人に物をかりる態度??シャーシンなんてどうせかえさないくせに」

前の席に座る 愁 が妨害してきました

「いいから 早く」

専ら 用件だけ 早く済ませたい人

「はいはい どうぞ」

「ど〜もで〜す」



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