漂う嫌悪、彷徨う感情。

5分くらい経ってから、また美紗からEXCELが添付されたメールが届いた。

EXCELを開くと、ネットからコピペしただろう画と、美紗の分かり易い説明文付きの、ピポット集計の手順が書かれていた。

『ありがとう』

と美紗にメール送信した時、美紗の後ろを外回りから帰ってきた岡本が通りかかった。

岡本が、目を細めて美紗のパソコン画面を覗き見た。 そして、

「本当に最低だね、木原さん。 自分の方が仕事早いからって、こそこそ佐藤に自分が作ったEXCEL送るとか。 小田さんの事バカにしてるとしか思えない」

美紗の頭上に罵声を浴びせた。

「・・・・・・すみません」

岡本を見上げる事も出来ず、俯きながら謝る美紗。 美紗の肩が少し震えていた。
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