愛する人

✳️✳️モデル?の依頼


紫海は、そんな不安な気持ちを
紛らす為にも
その夜は、櫂に沢山愛してもらった。

櫂も、敏感に感じとり
紫海が、不安に思わないように
何度も、紫海に届くように
「愛してる、大好きだよ。」
と、言いながら
紫海を抱いた。


それから、少しして
専務に呼ばれて
専務室に行くと
美羽様が見えていて
「美羽様、いらしていたのですね。」
「そうなの、今日は主人に
お願いしにきたの。
紫海ちゃんをお借りしたいと。」
「えっ、私をで? ございますか」
「ああ、美羽の友人の人が
モデルを頼みたいと
言ってこられたらしい。」
と、専務に言われて

誰が、誰に?
と、思っていると

「貴方のいい方では、
紫海ちゃんに、伝わりませんよ。

あのね、弥生さんが新作を出すの
その作品を紫海ちゃんに
つけてもらって撮影して
もらえないだろうかって
頼まれたの。

撮影が、平日だから
主人に、許可を貰いにね。
どうかしら?紫海ちゃん。」
と、言われて
「えっ、私でございますか?」
「そうよ。紫海ちゃん。
若い女性向けと
大人の女性向けを作ったから、
若いモデルの方もいるけど、
大人の女性向けは、弥生さんの作品を
認めてくれる人にお願いしたいみたい。

それで、是非、紫海ちゃんに
と、私に頼んできたの。
お願いできない?
主人は、紫海ちゃんに任せると
言っているの。」
と、言われて
「美羽様と弥生様の
頼み事でしたら、お断りできません。
ですが、私に務まりますか。」
と、言うと
「あら。
紫海ちゃんじゃないと出来ないわよ。」
と、言われて
「うふっ、わかりました。
よろしくお願い致します。
それでは専務、一日お休み頂きます。」
と、答えると
「ああ、すまないな。
    よろしく頼むよ。」
と、専務。
「はい、頑張ってきます。」
「ああ、良かった。
弥生さんには、連絡しなくっちゃ。
また、詳しいことは連絡するから」
と、美羽様。
「畏まりました。」
と、お伝えした。


モデルとか、本職の櫂には
恥ずかしくて言えなかった。




この頼まれ事で
 自分が傷つく事になるとも知らずに・・
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