お前は必ず、俺を好きになる。
「もー、彩葉ってばいつもそう言って散歩自体はほんとにちょっとしかしないんだよね。友達との立ち話に付き合わされるティアラがかわいそう」



柚葉は普通に立ち上がってキッチンに向かった。




「柚葉ちゃん、熱は?」



「あ、そういえば私って熱あったの?」



「え、測ってないの?」



純が俺の方を向いた。



「測ったけど自分の体温知る前にこいつが寝たんだよ。寝る前は38.0℃くらいだったろ」



「まあ一応測ってみてね。下がってるかもしれないから」




もう柚葉も元気そうだし、俺はリビングから抜けて部屋に戻った。
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