お前は必ず、俺を好きになる。
「だ、だいじょうぶだよユズ!次がある!!」



美愛がふわっとした笑顔でガッツポーズを私に向けた。



「美愛~!!」



私は泣き真似をして美愛に飛びつく。



「わっ、ちょっとユズ!」




慌てながらも美愛は私の髪をなでてくれた。



「もー、美愛もユズも、ここ廊下だからね?」




「誰のせいよ」



「あたしなにもしてませーん」



「ちょっと、ユズもアヤも落ち着いて!!」




「ふふ、やっぱり美愛は優しいねぇ~」


「そ、そんなことない「邪魔」



美愛の話を遮るように誰かの声が後ろから割り込んできた。
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