ワイルドストロベリー~不思議な花屋の独り言~
不思議な花屋 sideガロピーヌ

今日は御主人様は店を開けると言った…

長年お世話をさせて頂いてるが主人は変わり者であろう
客観視すると漆黒の瞳…腰まである手入れが行き届いているストレートの黒髪
雪のように白い肌に桜色に染まっている頬

「椿様スペックは完璧なのにな…」


瑞生…瑞生…
遠くから御主人様の声が聞こえる


僕?俺?瑞生とは自分のことだ
御主人様との出会いは三年前
この話はまあいっか

コンコン…中からの返事に答えドアを開ける


「椿様…お召し物お持ちしました」

黒のロングの仕立てのよいワンピース
花屋にはそぐわないが御主人様は店に立つ時は
黒しか着ない…

ありがとうと瑞生がいるにも関わらず
ナイトウエアを恥じらいもなく脱ぎ捨て袖を通す

「瑞生…朝食はカレーライスとビールで」

ハイ!きました~朝から激重メニュー

三年も椿様のお世話もしていればある程度は適応できる
男性に対して恥じらいナシ
自由な食生活
お客がこなければ永遠声をかけなければ夕方まで
眠姫のようにめを覚まさない

「椿様…今日はお客様がいらっしゃるのでは?」

ふと朝の申し送りの確認をすると
目の前にいる椿は煙草に火をつけながら

「今日の客は深夜1時に来店だ」

今から起きねば綺麗な花は先誇らんからなと笑みを
瑞生に投げかける
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