恋愛の始め方
「腹減った」

「はぁ」

「飯作って」


飯って、ご飯のことだよね?

料理は、出来ないわけじゃない。

たぶん材料だって、それなりに冷蔵庫に入っているだろう。


「味の保証しませんけど、それでも良かったら」

「ラッキー」


間宮は指定の駐車場に車を停め、あたしの後に続く。

まさか、部屋に人を入れる日が来るとは。


「ちょっと待ってて」


鍵を開け、部屋の中に入り、急いで部屋の中を片付ける。


「まだ~」


待っててと言ったのに、間宮は玄関のドアから顔出す。

そんな間宮に、あたしは小さなため息を漏らした。


「良いよ、入って」


そして、あたしは間宮を部屋に招き入れた。

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