好きになっちゃった
過去
「・・・で?どういうこと?」

「あ!オレが説明するっス!」

「お前が?」

「はい!オレ涼っていいます!」

「じゃあ涼説明してくれ」

「はい。璃亜さん学生の時に前のボスがオレらの組織に連れてきたんス。その時はまだマフィアじゃなかったんス。ただの暴走族だったんス。喧嘩をするオレらを璃亜さんは怖がってたんス。でも怖いくせにいつも手当をしてくれたんス。そしたらオレらは璃亜さんのこと好きになったんス!そんな時に前のボスが引退したんスよ!」

「引退?」

「はい!んでボスが次のボスを璃亜さんにって。誰1人反対しなかったス!みんな璃亜さんが大好きなんスから!」

「いつマフィアになったんだ?」

「二年前ッスよ!確か何とか財閥の社長がまとめたとか・・・」

「鈴森・・・」

「あー!そうそれ!」

「え?鈴森ってレイの家じゃ・・・」

「レイくん?」

「兄だ」

「兄って叶さん?」

「あぁ。叶は暴走族のリーダーだった。その時に1人の学生を拾ったらしい。リーダーの座をその子に譲りマフィアを作り上げた。俺達の会社は財閥、マフィア、警察、全てに手を回している。財閥では俺が。マフィアは叶が。警察は弟、明が上に立っている。誰も逆らえないようにな」

「!じゃああんた叶さんの弟ッスか!?」

「そうだ」

「マジか!スゲェ!!」

「・・・璃亜・・・悪かった。黙ってて」

ばか・・・。

「知ったましたよ」

「え・・・え!?」

「知ってて言わなかったんです。鈴夜さんが自分から言ってくれるのを待ってました・・・」

「璃亜・・・」

「やっと言ってくれましたね!」

「っ!」

「さて!ご飯にしよう!夜中だけどお腹すいた!」

「賛成ッス!」

「お前達時間は大丈夫?」

「平気ッスよ!」

「OK!じゃあ食材買ってきて」

「了解!」

「愛華はお風呂に入ろ?」

「うん」

「鈴夜さんたちも時間大丈夫なら食べていませんか?」

「いいの?」

「もちろん!」

「じゃあ邪魔するぜ」

「鈴夜さんも早く」

「あぁ」

その日は騒いてしまいつぎの日寝不足だった。
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