拷問ゲーム
終わらない拷問
オレは夢を見ていた。




オレがガキの頃の嫌な夢だ。




施設の先生が、悪さをしたオレに説教してやがった。




でもオレは、施設の先生の言うことを聞くつもりなんてなかった。




だってオレは、誰からも必要とされないガキだ。




物心ついた頃には、オレの両親はいなかった。




結局、オレの存在なんて、ゴミと変わらない。




邪魔だから、ポイッて捨てられるんだ。




そんなことくらい、オレにだって、わかってる。




オレは世の中のゴミなんだ。
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