拷問ゲーム
「参りました……」




オレがそう言うと、拷問部屋は一瞬、静まり返り、
次の瞬間、藤城たちの人をバカにしたような笑い声が、部屋中に広がった。




「ハハハッ。

高木、よく聞こえなかったぜ。

もう一回、でかい声で言ってみろ」




藤城のその言葉が、弱ったオレの心に追い打ちをかけた。




オレは負け犬だ。




オレはもう、尻尾を巻いて、こいつらの前からいなくなるんだ……。




「参りました!」




オレは完全にプライドを捨て去って、敗北を認めるその言葉を叫んだ。




オレの瞳から、熱い涙が、次から次へと溢れてきた。




ごめんな、美憂。

オレはお前を救えなかった。
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